元メガバンク勤務のアイドル、転職のきっかけとなった“忘れられない出来事”と“絶対に叶えたい夢”とは
“元メガバンク勤務のアイドル”としてSNSで話題。「NightOwl(ナイトオウル)」のメンバーである折原伊桜さん。 彼女はメガバンクを辞めたことに後悔はないという。銀行員として約束された未来を捨てる決断には、“忘れられない出来事”と“絶対に叶えたい夢”があった! ⇒【写真】「NightOwl(ナイトオウル)」のメンバーである折原伊桜さん
「地下アイドルでしょ?」とバカにされても
安定した将来を約束された銀行員から、不安定なアイドルに転身した彼女は、周囲から「もったいない」と言われてしまうことも多いようだ。 「就活のときに、私がすごくピリピリしながら頑張っている姿を見ていた友人からは、『なんでそんな不安な道を選んだん? あほやん!』と言われていますね。確かに、他にやりたいことがなかったら、絶対にメガバンクを辞めることはなかったと思います」 ときには「地下アイドルでしょ?」とバカにされてしまうこともあるんだとか。 「やっぱり真剣にやっていても“アイドル”というだけでバカにされてしまうことは多いです。私はアイドルだとか、バンドのヴォーカルだとか、ジャンルにこだわりはないんです。歌で大きいステージに立ちに行く。挑戦できる環境を探していただけなので」
もう1度満員の「Zepp Namba」で歌いたい
現在の事務所を選んだ理由は、「所属グループの映像を見て、ここならきちんと活動できそう」と判断したからだという。 「ただ“歌うだけ”なら社会人でもできるんですよね。母校の軽音部はOB・OGが集まって定期的にライブをしているので、別にそれでも良いってことになるので。でも私は、大きい場所で歌いたい、もう1度満員の『Zepp Namba』で歌いたくて」 折原さんは以前、「OLDCODEX」という音楽ユニットが「Zepp Namba」で行ったワンマンライブで歌った経験があるそうだ。 「ライブ中に曲のワンフレーズを客に歌わせるというパフォーマンスがあったんです。メンバーさんが『歌えるやつはいるか!』と言って、私がすぐさま手をあげたら『そこの赤髪の子!』と選んでもらえて、歌うことになったんです。 そのときの光景が忘れられないというか。フロアにパンパンになったお客さんの熱気、声援、その中で自分の声がマイク越しに響く。 今でも寸分の狂いもなく鮮明に覚えています。この出来事が、メガバンクのキャリアを捨ててまで歌うという選択につながっています。どうしても時間と共に記憶は薄れていってしまうものなので、もう1度あの感動を体感したくて。やっぱり自分の手で叶えにいくしかないって」