“宝の山”…オリックス、プロテクト当落上の注目選手(4)「1球も投げず」移籍に…?
今オフ、広島東洋カープからフリーエージェント(FA)権を行使した西川龍馬が、オリックス・バファローズへの移籍を決断した。西川はFA制度においてBランクに該当するとみられており、広島はオリックスに人的補償を求めることができる。 一方で、オリックスは28人の選手をプロテクトできるが、3年連続のリーグ王者は充実した戦力を保有しており、有望な選手がリストから漏れるとみられる。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると思われる注目選手を紹介したい。
吉田輝星
・投打:右投右打 ・身長/体重:175cm/83kg ・生年月日:2001年1月12日 ・経歴:金足農 ・ドラフト:2018年ドラフト1位 2023年オフにトレードでオリックス・バファローズに加入した吉田輝星。移籍して間もないが、人的補償の対象になるため、プロテクトに入れるかの判断を迫られている。 金足農時代には、3年夏に絶対的エースとして甲子園準優勝の原動力に。一躍甲子園のスターとなり、2018年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団した。 ルーキーイヤーから先発として活躍を目指したが、思うような結果を残せず、2022年は中継ぎに転向。同年は自己最多の51試合に登板し、2勝3敗5ホールド、防御率4.26とまずまずの成績を残した。 さらなる飛躍が期待されたが、2023年は3試合の一軍登板に終わり、不本意なシーズンに。オフに黒木優太とのトレードでオリックスへの移籍が決まった。 新天地での大ブレイクが期待されるが、プロテクト漏れとなれば、人的補償で再び移籍となる可能性もある。
ベースボールチャンネル編集部