アルミ二次合金価格交渉、11月後決め5~10円高
アルミ二次合金メーカーと需要家間で行った11月単月積み後決め価格交渉はダイカスト用二次合金を中心に前月からキロ当たり5~10円高でまとまった。3カ月連続で引き上げ中心となった。二次合金メーカーは主原料であるアルミスクラップの仕入れ値高転嫁が進んだ。自動車生産回復に伴い合金需要も復調。荷動きが戻る中、メーカーの唱えは通りやすくなってきている。 アルミスクラップはナイモノ高。合金削粉アルミをはじめ発生は乏しく、品薄となっている。その中で二次合金メーカーは原料確保のため、アルミスクラップの仕入れ値を引き上げている。 12月分の交渉に対しても二次合金メーカーは引き上げを求める方針。「アルミスクラップの仕入れ値高は転嫁し切れていないため、また値上げをお願いしていくことになる」という。