小池知事、今年も追悼文送らず 関東大震災の朝鮮人虐殺
1923年の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人らを悼む9月1日の式典に、東京都の小池百合子知事が今年も追悼文を送らないことが19日、都への取材で分かった。14日に実行委員会に伝えた。小池氏の不送付は2017年から8年連続。 都は理由について、式典とは別に都慰霊協会が主催する大法要で「全ての犠牲者に哀悼の意を表しているため」とする、小池氏の考えを挙げた。 式典の実行委員長で日朝協会東京都連合会の宮川泰彦会長は「虐殺の歴史を認めたくないのではないか。追悼文を送るべきではないとする勢力への忖度のように感じる」と批判した。実行委は今月、送付を要請していた。今後、都に抗議文を送る方針。