「フースーヤ」の田中ショータイム（左）と谷口理

　芸歴10年以内の芸人が争う賞レース「ABCお笑いグランプリ2024」の準決勝が21日、大阪・ABCホールで行われ、NHK上方漫才コンテストを制したばかりのお笑いコンビ「フースーヤ」が決勝に進出した。 　準決勝進出者が全員参加する中で発表会見で一番最後に名前を呼ばれ、さすがにほっとした表情の2人。田中ショータイム（30）は少し気を取り直して「大変うれしく思ってます」とすました顔。さらにちょっとスカしたような表情を浮かべて「落ちた人の分まで頑張ります。ここのみんなのために優勝します！」と宣言したが、落ちたメンバーはしらけた空気。司会を担当した前年優勝コンビ「ダブルヒガシ」の東良介は「おまえらのことは絶対応援してへんよ」と太鼓判を押した。 　ダブルヒガシと司会を務めたお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太（47）に意気込みを聞かれた田中は、いきなり森山直太朗の「さくら」を“独唱”。何のボケもなく、ポカンとする出演者の思いを代弁して、山里が「どういうおつもりで？」と聞くと「人と変わったことをしたかった」と、ようやくボケていた。 　決勝進出メンバーは金魚番長、ぎょねこ、ダウ90000、令和ロマン、フランスピアノ、エバース、天才ピアニスト、やました、青色1号、ぐろう、かが屋、フースーヤ。決勝は7月7日午後1時55分からABCテレビで放送。