漁業補助金隔たり埋まらず WTO閣僚会議、協議継続
【アブダビ共同】アラブ首長国連邦(UAE)で開かれている世界貿易機関(WTO)閣僚会議は27日、乱獲につながると懸念される漁業補助金の取り扱いについて議論した。協議2日目のこの日は水産資源保護のため禁止を求める声に対し、漁業が経済を支える一部の途上国は特例を要求。意見の隔たりは埋まらず、合意を目指して協議を続けることになった。 合意には全ての加盟国・地域の賛成が必要となる。閣僚会議は29日までの予定だが、意見がまとまらなければ会期を延長する可能性がある。