鈴木誠也、今季15盗塁目で通算30盗塁、福留孝介を抜き歴代単独8位に、地元局「投手が足を着いたときもう5、6歩」スタートを絶賛
◇15日(日本時間16日)MLB ロッキーズ2―6カブス(デンバー) カブスの鈴木誠也外野手(30)は敵地のロッキーズ戦で二盗を決め、今季15盗塁はメジャー1、2年目を合わせた数字に到達した。通算30盗塁はメジャー日本選手の歴代単独8位に浮上。3打数1安打、3四球で4出塁は今季最多タイ。試合も制し、カブスは連敗を「3」で止めた。 4回、鈴木は四球で出塁すると、2死から右腕クリスウェルの緩慢なセットポジションの動きを見てゴー。21年ゴールドグラブ賞の強肩・ストーリングス捕手の送球が到達したときは既に二塁を陥れていた。 地元中継局マーキーSNのリック・サトクリフ解説者は「これ以上ありえないほどのいいスタートを切った。投手が地面に足を着いたときは、もう5、6歩はいっていたんじゃないか」と感心した。 メジャー新人だった22年は9盗塁、23年は6盗塁。これで通算30盗塁は福留孝介(元カブス)の29盗塁を抜き、メジャー日本選手の歴代単独8位となった。今季の成功率71・4%もメジャー自己ベスト。 歴代トップ7は以下の通りだが、「日本生まれ」という条件下ならば、デーブ・ロバーツ現ドジャース監督が歴代2位相当の通算243盗塁をマークしている。 (1)イチロー(元マリナーズ)509盗塁 (2)大谷翔平(ドジャース)134盗塁 (3)松井稼頭央(元アストロズ)102盗塁 (4)青木宣親(元ブルワーズ、現ヤクルト)98盗塁 (5)井口資仁(元ホワイトソックス)48盗塁 (6)田口壮(元カージナルス)39盗塁 (7)岩村明憲(元レイズ)32盗塁 (写真はAP)
中日スポーツ