垂直着陸×ビーストモードという“スペシャル仕様”で「F-35B」完成!【達人のプラモ術<F-35B ライトニングII>】
タミヤの最新キット「F-35BライトニングII」が発売になりました! 話題のキットということもあって、すでに模型店で手にされた方も多いと思います。さて完成編となる今回は、完成に至る製作のポイント、そして改めて本キットの凄さについて解説したいと思います。 【製作工程を画像で見る】 【教えてくれた人】 長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTube「 モデルアート公式チャンネル」などでもレビューを配信中。
■部隊マークは派手なVMFA-242バッツをチョイス!
前回、機体各部にコーションマークデカールを貼りましたが、まだまだデカールはたくさんあります。まずは垂直尾翼に映える部隊マークです。今回選んだ部隊マークは「アメリカ海兵隊 VMFA-242バッツ(指揮官機)発着艦試験時」で、モノトーンの機体に赤が映えるマーキングです。モノトーンのいずものマークも描かれています。またリフトファンカバー裏にはバッツの蝙蝠マークが入りますが、イタリア空軍などに比べるとちょっと地味な印象です。 デカール貼りでちょっと難しいのが、キャノピーの細いライン(キャノピー破砕コード:脱出する際にこのコードが爆発してキャノピーを破壊してから射出座席を打ち出す)です。4本を組み合わせる上に、持ち上げるとねじれやすいので台紙からスライドさせて貼るのをオススメします。
■機体をセミグロスクリアーでオーバーコート塗装
デカールの保護と機体塗装を整えるためのクリアーによるオーバーコート塗装は、フラットクリアー(つや消し)ではなく、やや光沢感のあるセミグロスクリアー(タミヤ「ラッカー塗料 LP-24」)で仕上げています。F-35のRAMコーティングは、見る角度や気象条件で色味や質感が変わって見えるモデラー泣かせの塗装なんですが、スケールモデル的にはセミグロスクリアー仕上げが良いでしょう。
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