長野で「スキー教育研修」本格誘致へ 北京から視察団
五輪へ向けスキー熱高まるか
中国側の説明だと、スキー教育旅行は日本式の全員参加の修学旅行の形を取らず、学校で希望者を募る方針。30人ぐらいの単位になりそうです。 県観光機構などによると、北京にはスキー場があるが、スキーへの関心はそれほど広がっていません。その一方で、この日北京関係者から「中には家族で北海道などに滑りに行く本格派もいる」との声もあり、スキーへの関心は北京冬季五輪に向けて急速に高まる可能性が指摘されています。 海外の児童・生徒の長野県への教育旅行は過去10年ほどの間に台湾から約1万6000人、中国からは約1万人で、オーストラリアの450人などに比べ特に目立っています。長野県は地域の受け入れ態勢が充実し、特に教職員の協力態勢があるのが特徴(県観光機構)。今後、北京のスキー教育旅行が定着すれば台湾などほかの地域への波及で県のインバウンドへの反映も期待されそうです。
【人民網】…中国共産党中央委員会の機関紙・人民日報のネットメディア。その性格から政治的影響力も大きい。
---------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説