山内宏明アナ、侍ジャパン世界一“三冠”実況も…「2001年以降はパッタリ」となかなか巡ってこないセ・リーグの優勝実況
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム9月のテーマは“プロ野球優勝にまつわるエピソード” 「勝てば世界一というところの決勝戦を担当させてもらったので、松本(秀夫)さんと話をすると、松本さんはそういう試合を担当しているんだけど必ず日本が負けていたと。リーグ優勝とは違うんだけど、世界一のかかった試合の実況の担当がつくことが多い。ただ、パ・リーグは(優勝実況が)あったんですけどね」 ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める山内アナウンサーは、2019年のプレミア12、2021年の東京五輪、2023年のWBCで世界一の瞬間を実況しているが、セ・リーグの優勝実況は意外にも縁がない。 縁がないエピソードの一つとして、1995年を挙げた。「95年野茂英雄投手がドジャースで投げている試合を観に行かなければならないということで、9月に行こうと思って2ヶ月前から準備していて中4日ですから、ある程度の日にちにいれば1回は野茂投手観れると思ったので、確か4泊6日という感じで行こうとしたんですね」。 「何らかの事情でローテーションが変わったんですよ。よくみると私の滞在中には野茂英雄投手が投げない。結果的には到着した時にはすでに野茂投手が投げていて、帰国しなければいけない日に野茂投手が投げてサンディエゴでドジャースが地区優勝する。成田に帰国した時に、ヤクルトが優勝。2つの優勝をスルーしてしまいましたね(笑)」。 その後も、99年の神宮で行われた中日のリーグ優勝の瞬間は中継レポーター、2001年ヤクルトのリーグ優勝もレポーター。「遠征はずっと行っていて優勝実況があるんじゃないかなと思ったら、2001年以降はパッタリ。あとはここ数年はあんまりセ・リーグの終盤に実況がつかないですね」。 優勝の実況とは関係ないが、「野茂さんが引退した08年、カンザスシティ・ロイヤルズで昇格して投げた試合は観たんですよ。中継はしないけど、録音して素材として残す。現地で音声も録りましたね。野茂さんの試合が終わって会見をするんですけど、そこでも2、3質問させてもらいました。ここで僕は野茂さんにようやくお会いできたと(笑)。最後だとは思わなかったんですけど、結果的に」と、08年に野茂さんの登板試合を実況した。 「決して靡くことなく突き進みます」と山内アナ。「2017年をはじめ日本一の瞬間では胴上げの回数を間違えていたケースがありましたので、今回は胴上げの回数を間違えないようにいたします」。9月26日の『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA-巨人」の実況予定。セ・リーグの優勝実況をすることができるか注目だ。 (ニッポン放送ショウアップナイター)
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