日韓外相、戒厳令後2回目の電話協議 「緊密な意思疎通」継続
岩屋毅外相は23日、韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外相と電話協議し、両国政府間で「緊密な意思疎通」を継続することで一致した。日韓両政府が明らかにした。韓国の戒厳令宣布後、外相の電話協議は11日以来2回目。 韓国外務省によると、趙氏は最近の国内の情勢について、国会で弾劾訴追された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の職務停止後も、大統領代行の韓悳洙(ハン・ドクス)首相の下で「国政全般が安定的に運営されている」と説明。日韓関係の発展を含む従来の外交方針は揺るがないとの考えを伝達し、来年の日韓国交正常化60周年に向けた交流事業などの準備を着実に進めることや、北朝鮮への対応を含めた日韓、日米韓の連携維持の重要性も確認したという。 日韓両政府は今月19日に石破茂首相と韓氏が電話協議するなど意思疎通を継続している。【金寿英】