2軍調整中の阪神・小幡 屋外でのフリー打撃再開 正面の打球だけのノックも開始「もうちょっと段階を踏んで」
左太ももの肉離れにより2軍調整中の阪神・小幡竜平内野手(23)が16日、鳴尾浜球場での残留練習でフリー打撃を再開した。守備では遊撃に就いて正面の打球だけのノックも開始。7月17日の巨人戦(東京ド)で患部を痛めて同19日に出場選手登録を抹消となったが、順調に回復している。 曇り空の鳴尾浜で明るい光が見えた。小幡が打撃ケージに入り、約1カ月ぶりに屋外打撃。「久しぶりに打てて、良かったと思います」。4日にティー打撃は再開していたが、久しぶりのフリー打撃で広角に打球を飛ばした。 大きなステップアップとなったが、実戦復帰はまだ先になる。目安となるのは守備、走塁の強度が上がること。「打撃が目安ではないので。守備と走塁がまだまだ上がってこないと…」。遊撃で受けたノックでは、打球が左右に振られることはなかった。「一瞬で動いたり、切り返したりというのがまだなんで」と今後の課題も明かした。 再発防止のために走り方も一から見直すなど、抹消期間を有意義な時間にしようとしている。実戦復帰の時期は未定とはいえ、確実に近づいてはきている。まだまだ混戦が続く中、勝負どころでの1軍復帰にも期待がかかる。「もうちょっと段階を踏んでって感じですね」。焦りは禁物。ここから万全の状態に整える。