【日本市況】債券が下落、米経済指標強く利下げ観測後退-株式は反落
TOPIX業種別指数では保険が下落率1位。ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、スティーブン・ラム氏は「昨年からTOPIXをかなり上回るパフォーマンスを上げてきたため、投資家がリスク回避的になると最初に売られる可能性がある」と話した。半面、JPモルガン証券が投資判断を引き上げためぶきフィナンシャルグループなど銀行株は上昇した。
外国為替
東京外国為替市場の円相場は1ドル=158円付近でほぼ横ばい。米経済指標を受けたドル買い・円売りがやや優勢になる場面もあった。
しんきんアセットマネジメント投信の加藤純チーフマーケットアナリストは、米経済指標の強さを見ると「利下げはもうないかもしれないという気すらしてくる」と言う。週末に発表される雇用統計も弱い数字になるとは思えず、ドルは160円台前半までいってもおかしくないと指摘。円買い介入やトランプ次期米大統領の発言を警戒しつつ、ドルは上値を試す展開が続くとみる。
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Saburo Funabiki, Alice French, Masahiro Hidaka