THE SECONDベスト4の金属バットが大会直前に話していたここだけの話「テレビなんてみんなやらせですわ。いかがわしい大人の集まりですわ」
「明日どうするか。今日がスタート地点です」
―18年のコンビ歴で、何が一番思い返されますか。 小林 辛かったことはないですね。今思えばですけど、何も自分ではしてなくて、ただ18年間感謝だけをしてきた。 友保 ネテロムーブ(漫画『HUNTER×HUNTER』のハンター協会会長・ネテロが約2年間欠かさず続けた「感謝の正拳突き」)なんですよ。 小林 常に感謝だけをしてここまできたので、辛かったことはないです、感謝感謝。このグラスにも感謝。 友保 僕は逆ですね。辛いこともありましたが、すべてひっくるめて……よかったですね。すべてが今日に繋がった。 ―チャンピオンらしい。 友保 そして今日勝ったから……ではないですね。明日どうするか。今日がスタート地点です。すいません、おビール頼んでもらっていいですか。ゲッ。 ―なぜかゲップも格調高く聞こえてきますね。先ほど「辛いこともあった」とおっしゃっていましたが、何が一番辛かったですか。 友保 一番辛かったのは昨日です。その前は一昨日。毎日が辛さの更新です。 小林 日に日に辛くなってる(笑)。 友保 年月というのは積み重ねるものなので。辛さがどんどん積み重なる。 小林 この優勝インタビュー大丈夫か。どんどん不幸になってるが。 友保 その辛い日々を経て、今があります。 ―ただ早起きしたくないだけなんじゃないですか? 友保 朝も早く起きたくない、夜も遅くまで起きてたくない、スベりたくない。 小林 ……おい、このライター(西澤)今「もずく」すすってたぞ。 友保 あ、ちょっとすいません……おいコラ、おばはんなにしとんねん。何「もずく」すすっとんねん! 小林 あなた総理にインタビューするとき「もずく」食いますか? 友保 これも、チャンピオンになって初めての辛いことですね。 小林 何時間も食べてなかったお通しの「もずく」をなんでこのタイミングで食うのか。 ―しかし……諦めようと思ったときもあったんじゃないですか? 小林 まだ続けようとしてる(笑)。 友保 一つ言わしてもらってもいいですか、諦めようとした日は一度もないです。人の話を聞きながら「もずく」をすすってる記者もいるかもしれない、それを乗り越えろ、ちびっ子たちよ。大事な取材で「もずく」すすられて、傷ついて傷ついて、光る。なぜ魚は光っているのか、それは剥がれかけたうろこが揺れるからなんですよ。 ―中島みゆきだ……。 友保 だから子どもたちに言いたいのは、「ファイト!」です。
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