ヴェローナ戦を振り返ったデ・ロッシ監督 [写真]=Getty Images

　ローマを率いるダニエレ・デ・ロッシ新監督が、ヴェローナ戦を振り返った。20日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。 　第20節の時点で首位インテルと「22」ポイント差の9位に低迷していたローマは、現地時間16日にジョゼ・モウリーニョ監督の解任を発表し、新監督にはクラブ史上2番目に多い公式戦通算616試合に出場したダニエレ・デ・ロッシ氏を招へい。20日に行われたセリエA第21節のヴェローナ戦は、レジェンド率いる“新生ローマ”の初陣となった。試合は19分にロメル・ルカクがゴールを決めて幸先よく先制に成功すると、25分にはロレンツォ・ペッレグリーニが追加点を奪取。その後、1点を返されたものの、リードを守り切ったローマは2－1で勝利を飾った。 　この勝利で勝ち点を「32」に伸ばし、順位を1つ上げて8位に浮上したローマ。デ・ロッシ新監督は試合後、「この街では毎日、愛情を感じているし、彼らはそれを惜しむことはない。でも、今の僕には違う役割があるんだ。だからこそ、今日は大きな感動を覚えたけれど、同時に大きな緊張も感じたよ。試合終了後は、私は人々にお礼を言いたかった。試合中に彼らが私の名前を呼んでいるのが聞こえたし、これ以上嬉しいことはない」と胸中を明かした。 　また、試合については「前半はとても良かった。しかし、ボールが素早く動かないと難しくなる。ボールをコントロールし、管理することは重要だが、それは素早くやってこそ意味がある。ゆっくりと戦えば、ボールポゼッションでうまくいかなくなるだろう」と振り返った。 　さらに、チームのキャプテンを務め、この試合で決勝ゴールをマークしたペッレグリーニについても言及し、「イタリア最高のタレントの1人であり、私たちが持っている最高の選手の1人だ。私は彼にとても満足している。この1週間、彼は真のリーダーのように振舞ってくれた」と賛辞を送った。