全国2冠を報告 自転車強豪校の福岡・祐誠高の鶴葵衣さん「来年も優勝して、自己ベストを更新したい」
福岡・祐誠高の自転車競技部に所属する鶴葵衣(あおい)さん(2年)が18日、福岡県庁を訪れ、今年の全国大会での結果を報告した。 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 鶴さんは北部九州を中心に開催された今夏の全国高校総体の女子500メートルタイムトライアルで、高校新記録の36秒173で優勝した。今秋に佐賀県で行われた国民スポーツ大会(国スポ)の同種目でも、大会新記録の36秒321で優勝を飾った。 同校の関係者らとともに訪れた鶴さんは大会で獲得したメダルや賞状を服部誠太郎知事に披露。「結果を残せたのは、指導者やライバルの皆さんと支えてくれた家族のおかげ」と喜びを伝えた。 同部は全国的な強豪として実績があり、今夏のパリ五輪は今村駿介、内野艶和、池田瑞紀と3人の卒業生が出場。鶴さんは「オリンピックはテレビで見ていた。世界で活躍する先輩の姿に圧倒された。自分も将来は五輪に出られるような選手になりたい」と先を見据えた。 2年生ながら世代のトップクラスを走る鶴さんは、来年が高校生活のラストイヤーとなる。「来年はすべての大会で優勝したい。記録も伸ばして、自己ベストを更新していきたい」と意気込んだ。(松田達也)
西日本新聞社