愛子さま23歳に 会話を深める愛子さま&人当たりのいい佳子さま「ペア公務」への期待
12月1日は天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまの23歳の誕生日。3月に学習院大学を卒業されて、日本赤十字社で働きながら公務に取り組み、成年皇族として存在感を示した1年だった。そして目立つようになったのが、秋篠宮家の次女佳子さまとの「ペア公務」の姿だ。おふたりの「ペア公務」には、様々な面で大きな意義があると、象徴天皇制に詳しい名古屋大学准教授の河西秀哉氏は指摘する。 【写真】初々しかった愛子さま!佳子さまと初めての「ペア公務」はこちら * * * 2022年11月、愛子さまと佳子さまがそろって、宮内庁楽部で開かれた秋季雅楽演奏会の演奏会を鑑賞された。いとこ同士でのお出ましは、このときが初めてだった。 そして、今年3月に学習院大学を卒業された愛子さまは4月23日、東京・元赤坂の赤坂御苑で行われた春の園遊会にデビュー。すでに園遊会に出席した経験がある「先輩」の佳子さまは、初めての愛子さまをサポートするような気遣いを見せていた。 11月5日には、文化勲章の受章者と文化功労者を招いた茶会が皇居で開かれ、初めて出席された愛子さまは「先輩」の佳子さまと同じテーブルに着席。愛子さまと佳子さまは互いの顔を見てほほ笑み、そして同じテーブルになった江戸時代の日朝の外交や貿易が専門の研究者に向かって、まず佳子さまが会話の口火を切った。 「色々な1次資料をお調べになっていらっしゃるんですよね」 そして、愛子さまは佳子さまが切り出した会話を深めるように「実際に現地に赴かれて」などと質問し、おふたりで和やかな雰囲気をつくっていった。 また、三笠宮妃百合子さまの逝去にともなって取りやめになったが、おふたりは11月19日には埼玉県にある宮内庁の鴨場で、イギリスやブラジルなど32カ国の駐日大使を招いた「鴨場接待」に初めてそろって参加される予定だった。 ■愛子さまの隣に佳子さまの意義 最近機会が増えている、愛子さまと佳子さまの「ペア公務」。象徴天皇制に詳しい名古屋大学准教授の河西秀哉氏は「お互いに補完し合って、とてもいいことなのでは」と話し、その理由をこう説明する。