海外メディアはW杯連敗も八村塁の21得点奮闘に注目「実力示す」「プレッシャーも問題なし」
バスケットボールのW杯の1次ラウンド、日本対チェコが3日、中国上海で行われ、エースの八村塁(21、ウィザーズ)がチーム最多の21得点、6リバウンド、4アシストの活躍を見せたが、後半に防御を固められると、度々ターンオーバーを許すミスが出て、76-89で完敗。世界ランキング48位の日本に対してチェコは24位の格上チームだったがトルコ戦の敗戦に続いて2戦2敗となり、また同日、トルコが米国に敗れたことにより上位2チームに与えられる2次ラウンド進出の可能性は消滅した。それでもウィザースの公式サイトや全米メディアは八村の奮闘を速報で報じた。 ワシントン・ウィザーズの公式サイトは「八村が日本のチェコ戦黒星の中21得点」との見出しを取って、「八村と日本代表は、このW杯のグループEを戦い抜くことがバスケットボールの国として成長するための厳しいテストとなることを理解していた。日本はチェコ戦を76-89で落としたが、八村は12本中8本のシュートを決め、チーム最多の21得点(6リバウンド、4アシスト)を挙げて勇敢な日本チームの奮闘を牽引した」と報じた。 同公式サイトの記事は、「八村は、またしても相手守備陣の徹底マークに合い、この夜のほとんどでダブルチームのチェックを受ける中で戦った。ジョージ・ワシントン大学出身の渡邊雄太が15得点、ニック・ファジーカスが12得点を決めるなど、進歩を見せた日本だが、依然として、ほとんどリードを許した中でのプレーとなり、最終クォーターには最大15点差を追いかけた」と、八村が包囲網を敷かれていたことを伝えた。 また日本の敗因にスリーポイントシュートの差を指摘した。 「日本はスリーポイントシュートを4本しか成功できなかったように外からのシュートの精度が結果として大きな違いとなった。八村とチームメートは、前半終了時に5点差を追いかけたが、後半にチェコに火が付くと、アウトサイドシュートの決定力の無さから(チェコに)付いていくのが厳しくなったようだ」 スリーポイントシュートは日本の4本に対してチェコは11本を決めていた。 NBCスポーツのワシントン支局も、「八村が、FIBAワールドカップの敗戦の中でチーム最多の21得点」との見出しを取り奮闘を称えた。