【独自解説】ガーシー被告 争点は“脅迫の常習性”「被告人質問」で何を語った? 最初は「暴露系ユーチューバーやりたくなかった」 ドバイで警察に連行され「死を覚悟し帰国した」
俳優の綾野剛氏ら4人を常習的に脅迫したなどの罪に問われているガーシー被告ですが、その被告人質問が12月21日に行われました。
暴露系をしろと言われたが「最初に言われたときはすぐに断った」
午後1時半から行われた被告人質問にガーシーこと東谷義和被告は黒いスーツで現れました。髪の毛は短く痩せた印象だったということです。今回は、まず弁護人からの被告人質問から始まりました。「その当時どんな思いだったのか?そして、今どんな思いなのか?」という質問に、ガーシー被告は「今は非常に反省している。関係のない方も巻き込み大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」と答えていました。 また、「なぜ芸能界とのつながりがあるのか?」という質問には、「芸能事務所をやっていたことがある。その際に男性タレントに女性を伴う食事を提供したり、女性のタレントと一緒に旅行に行ったりして遊んでいました。その際にお金などは発生していない」と話しています。
「なぜドバイに行ったのか?」との問いには「当時4億円~5億円の借金があった。これはギャンブルで作ったもので、ある知り合いに『ドバイでやり直さないか』と誘われてドバイに渡った」としました。また、「その知り合いがやっているレストランなどでバイトなどをしながら生計を立てていた」ということです。 「“暴露系のユーチューバー”といわれるようになったのはなぜか?」と聞かれると「そのドバイの知人に勧められてやることになった」と答えています。「最初に言われたときはすぐに断ったが、お金を借りているということもあり、芸能界の闇を知らしめたいとも思った」とも話しています。
また、新しい話として、2023年の1月にドバイの秘密警察に地下のようなところに連れていかれて、「日本からクレームが来ている。お前が配信を辞めるなら我々は守ってやる」と言われたそうです。そのため2月には配信がなかったと話しています。そして6月に「10数人の警察官(当時、本人は警察官だとは思わなかった)に囲まれて、後ろ手に手錠をかけられ車に押し込められて1時間ほど砂漠などを走り、片道分のチケットとパスポートを渡され『これで日本へ帰れ』と言われた。私は死を覚悟したので、これは帰って罪を償おうということで、6月に帰国した」と話しました。 問われている「常習的脅迫」についての話はなかったのですが、証言の中で「全て、そのときの感情に任せて激高する感じで、あのように喋ってしまった。関係のないことまで、喧嘩をするような感じで喋ってしまった」と、「常習的」ではなく「突発的」だといいたいかのような印象でした。
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