百条委は11月25日に斎藤氏の尋問を行う方針 奥谷委員長「調査を最後までしっかりやり遂げる」 委員に対する誹謗中傷がSNSなどで相次いだことも明かす
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兵庫県知事選で斎藤元彦前知事が再選。当選から一夜明け、斎藤前知事は11月18日、会見に臨みました。 (斎藤元彦氏)「少しまだ実感が湧かない面もあります。多くの県民のみなさんのご支援を得て、きのう当選させていただいたということです」 文書問題などで一時「停滞している」とまで言われた県政については、次のように話します。 (斎藤元彦氏)「県議会と県職員のみなさんとの関係をもう一度しっかり前に進めていくことがすごく大事だと思います。再び兵庫県知事として就任させていただきますので、民意を受けた立場でありますから、県職員のみなさんは知事部局として、しっかり一緒にやっていくということが地方公務員としての責務」 県職員や議会との関係をもう一度構築したうえで、民意で選ばれた知事として県政を前に進めていくと話しました。 そんな中、18日に行われたのが斎藤前知事のパワハラ疑惑などを調査する「百条委員会」です。18日の委員会では、パワハラを含めたさまざまな疑惑について、11月25日に斎藤前知事の出席を要請し、尋問を行うことを決定。斎藤前知事への尋問内容や今度の進行などについて話し合いました。 会議の後、百条委員会の奥谷謙一委員長は会見を開き、SNSなどで委員に対する誹謗中傷が相次いだことを明かしました。 (百条委員会 奥谷謙一委員長)「特にSNSを中心にさまざまなご批判がございました。今回のご批判の中には、残念ながら誤解、思い込みによるものも少なくありません」 誹謗中傷の中には委員や家族の生活を脅かすものまであったといいます。百条委員会のメンバーで立憲民主党系会派の竹内英明県議は、18日付けで「一身上の都合」を理由に議員を辞職。別の委員によりますと、竹内県議は「ネット上の誹謗中傷から家族を守るために身を引いた」などと話しているということです。百条委員会は今後の調査について… (奥谷謙一委員長)「調査を最後までしっかりやり遂げるということで、粛々と調査を進めていくことが一番大事だと思います」 斎藤前知事に対する疑惑の検証。今回再選を果たしたことでどこまで進むのかが注目されます。
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