【プレイバック’13】みのもんた『朝ズバッ!』降板 涙の謝罪会見直後に「放言連発“みの劇場”」
10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は10年前の’13年11月15日号掲載の「みのもんたほろ酔い言いたい放題!」をお届けする。 【本誌記者もタジタジ】すごい…! みのもんた「記者に高級日本酒を大盤振る舞い」異様な直撃風景…!! みのもんた(当時69)は9月に次男が窃盗容疑で逮捕されたことを受けて、報道番組『朝ズバッ!』『サタデーずばっと』(ともにTBS系)への出演を自粛していたが、10月25日に正式に降板することが発表された。翌26日にみのは会見を開き、200人以上の報道陣の目の前で、時には次男に対して「バカヤロー!」と声を荒げ、時には涙を浮かべて謝罪したのだった。そして、会見から4時間後、本誌は鎌倉の自宅に帰宅したみのを直撃した──。 ◆プレイバック! 深々と頭を下げたあとは…いつもの「みの劇場」 同日夜9時半頃、鎌倉にある豪邸前に、運転手付きの高級外車から降り立ったみのは笑顔を浮かべていた。 ──お疲れ様です。フライデーです! 「どうしたのー」 足を止めて記者の質問に答えるみの。 ──今日は会見を終えて肩の荷が下りたんじゃないですか? 「下りましたっ!」 歯切れのよい、いつもの〝みの節〟だ。 ──「バカヤロー発言」驚きました。 「あの年でこういうことするってバカヤローだから。半年ぐらいお灸を据えなきゃダメですよ。言うことっていったらバカヤローしかないじゃない。ただ何度も言いますけど、どんな〝バカ息子〟だろうとやっぱり親父の責任はあります。どうも、ご迷惑おかけしました」 そう言うとみのは眉間にしわを寄せ、しおらしく深々と頭を下げた。しかし、ここから〝みの劇場〟が開幕する。 本誌が前号で掲載したみのの豪邸を空撮した写真について「撮られたときにベランダで裸で体操してなくて、ホント、良かった」と冗談を言ってみたり、タモリが『笑っていいとも!』を降板することに「ビックリした」と言いつつも、代役をすることに水を向けるとまんざらでもなさそう。何度も焚かれるフラッシュにも嫌な顔をせず、とにかく表情豊かにしゃべり続ける。どうやら会見後にどこかで一杯ひっかけてきた様子だった。そして大好きな銀座についてもこんなことを。 「本当のこと言うとね。(銀座には)いつ戻ろうかって思うんだよね。そういえば(フライデーに以前撮られたのって)いつだった?」 本誌は前年末に、みのの〝ホテルお持ち帰り〟の件で直撃していた。 「あれだけのオンナってなかなかいないよねぇ。あ、でもフライデーに今週載っていたあの女優さん…そう藤原紀香ちゃん! おれファンなんだよぅ。一度食事したい。ホントに結婚するの? 年下でしょ? 相手は何やってる人なの?」 ジャーナリスト魂に火が点いたのか、ただのスケベ心なのか、矢継ぎ早に質問を投げかけてくるみの。最後には高級車のトランクからおもむろに日本酒を取り出し、取材陣に配った後に「ありがとね。風邪ひかないでよ」と、余裕たっぷりに去っていったのだった。 みのは’05年から’07年までは『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ)と『朝ズバッ!』の週に2本の帯番組のMCをつとめていた。1週間のテレビ生放送出演時間のギネス記録を更新するなど、全盛期を築いたのだ。 しかし、’10年ごろから一部で「老害」扱いされるなどのバッシングが始まり、この年の8月末に番組中に女性アナウンサーのお尻を触ろうとして手を払われたのではないかという〝セクハラ疑惑〟が持ち上がる。みのは「夏休み」と称して9月9日から1週間番組出演を休止するのだが、次男の事件が起こったのはまさにこのタイミングだった。 次男の事件は結局不起訴となったものの、これ以降みののテレビ出演は『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)などわずかなレギュラーのみと激減することとなる。’20年に同番組を降板してからはさらにその機会は少なくなってしまった。 当時はこんなに元気で世間の逆風などものともしないようなみのだったが、その後全盛期の勢いを取り戻すことはかなわなかったようだ。
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