復興願う大輪、秋の夜空に咲く 福島県双葉町「双葉花火」 地元企業・団体おもてなしエリアやワークショップも
福島県双葉町中野地区で28日に催された花火大会「双葉花火」では、約3千人の来場者が復興の風を感じながら、大輪の競演を堪能した。 会場となった東日本大震災・原子力災害伝承館周辺には「おもてなしエリア」が設けられ、約30の飲食ブースが並んだ。地元企業・団体らが焼き鳥やビールなどを販売し、町民らが多彩な食やアルコールを味わった。 ワークショップも繰り広げられ、親子連れらが線香花火作りを体験した。浴衣の貸し出しも行われた。 約1万発が打ち上げられた花火では、尺玉30連発や、大切な人への思いを込めたメッセージ花火など趣向を凝らした演目が展開された。来場者が被災地の今や将来を思いながら秋の夜空を見上げていた。 (相双版)