今季は1試合平均チャンスメイク数が“0.9回”まで落ちている…… B・フェルナンデスはマンUに留まり続けるべきなのか
テン・ハーグの下でチームはチグハグに
2020年冬の加入から、MFブルーノ・フェルナンデスほどマンチェスター・ユナイテッドのために汗を流してきた選手もいないだろう。元より怪我の少ない選手ということもあり、2020-21シーズンより4シーズン連続で45試合以上に出場してきた。2020-21シーズンには58試合、2022-23シーズンは59試合をこなしており、まさに鉄人と呼ぶにふさわしい。 攻撃面でも貢献度は抜群で、マンUでは244試合に出場して79ゴール70アシストを記録してきた。ただ、今季は開幕から結果が出ていない。リーグ戦、ヨーロッパリーグと立て続けにレッドカードをもらってしまう不運もあり、アンラッキーなスタートだ。 気になるのは、現在のエリック・テン・ハーグ体制のチームで100%の力を発揮できるのかどうかだ。フェルナンデスは今月もポルトガル代表の一員としてネーションズリーグに参加しているが、そこでは12日のポーランド戦で1アシストを記録している。 9月のネーションズリーグでもクロアチア戦で1アシスト、スコットランド戦では1ゴールを記録するなど、代表での成績は印象的だ。一方で今季マンUではリーグ戦7試合に出場して0ゴール1アシストと苦戦気味だ。 得意のチャンスメイクも不発で、今季リーグ戦では1試合平均のチャンスメイク数が0.9回まで落ちている。昨季は3.3回、一昨季は3.2回を記録していたため、このマイナスは気にかかる。 もっともチーム全体でもリーグ戦で5ゴールしか奪えていないため、これは攻撃全体の成熟度に問題があると考えた方がいいだろう。フェルナンデスも30歳を迎えているが、このままマンUで戦い続けるのがベストな選択なのか。
構成/ザ・ワールド編集部