【ウーバーイーツ】ロボット配達の技術がスゴイ!盗まれない?ぶつからない?ギモンを徹底解説 自動運転が先行するアメリカ...『ウーバー』の“真の狙い”を考察
フードデリバリーサービスを手がけるウーバーイーツジャパンが11月14日、大阪市内の一部地域でデリバリーロボットによる配達サービスを始めました。このデリバリーロボットの登場は、私たちの生活を変えるのか?そして、ウーバーイーツの真の狙いはどこにあるのか?自動運転ラボ・下山哲平代表への取材をもとにまとめました。 【写真で見る】ウーバーイーツの配達ロボットってどんなの?特徴は?
注文したらロボットが来てくれる!?
11月14日に始まったウーバーイーツの“ロボットによる”配達サービス。うめきたエリアにある5店舗の飲食店で注文すると、一部の配達でロボットが稼働するということです。ただ、“ロボットは嫌”という場合は、人による配達を選ぶことができます。対象エリアは大阪市福島区・北区の一部です。 ロボットの大きさは高さ60cm・幅46cmで、重さは40kg、最高速度は時速5.4km。最大24リットル、20kgまでの荷物を運ぶことができます。 ロボット配達は東京でも今年3月に始まっていましたが、ロボットの稼働は午後5時まででした。しかし今回は日本初となる夜間運行が行われるということで、午後9時までロボットが稼働するということです。ロボットの稼働台数は公表されていませんが、複数台から始めて、今後増やしていくということです。 料金体系は人が運ぶ場合と同じ(商品代金の10%と配送料)です。アプリで注文して、受け取り時もアプリでロボットのフタのロックを解除します。現状では建物内に入ることはできないため、マンションで注文した場合、下まで取りに行く必要があります。
ここがスゴイ!盗難やトラブルを防ぐ『技術』
ロボットには360度カメラやセンサーが搭載されていて、信号の色や人の気配を感知して動くことができます。さらに、ステーションでスタッフが遠隔で監視をしているため、何かトラブルがあればスタッフが遠隔でロボットを操作できるほか、触ってこようとする人に対してアナウンスをすることもできるということです。車と同じように、盗まれそうになった際にブザーが鳴る機能もついています。フタも施錠されています。 搭載されているカメラについては、個人の顔は認識できないように処理されていて、人のプライバシーを侵害しないようにしているということです。 雨や雪の日も、基本的には稼働できます(あまりにも大雨の場合は稼働を中止する可能性も)。 いたずらや犯罪が心配される点ですが、専門家は、ロボットに搭載された犯罪防止の技術だけではなく、認知度が上がることで抑止力になるといいます。「いたずらすれば器物損壊になる」「カメラに見られている」と街の人に認知されれば、犯罪は減っていくということです。