浦和レッズの元日本代表MF中島翔哉　撮影：中地拓也

　J1浦和レッズのサッカー元日本代表MF中島翔哉が試合終了間際に魅せた上手すぎるボールキープが反響を呼んでいる。 ■【動画】「何だこの天才は」「ゾクゾクしました」とファン大興奮! 浦和MF中島翔哉が終了間際に披露した超絶技巧の“鬼テク”キープ■ 　4月27日、埼玉スタジアムで行われたJ1リーグ第10節で、浦和は前半24分にMF安居海渡のゴールで先手を取ると、後半25分にはFWチアゴ・サンタナがPKを決めて追加点を奪う。だが、後半アディショナルタイム2分にコーナーキックから失点して1点差にされた。 　ここから試合の流れ的には名古屋が残り時間で猛攻を仕掛ける展開になってもおかしくなかったが、ここで中島が持ち前のテクニックを存分に披露する。時間経過を何よりも優先したい中、敵陣左サイドでボールを受けると、そこから勢いよくボールを奪い来た相手DFを1人、2人と連続股抜き。巧みなボールキープでスタジアムを沸かせる。 　さらに“見せ場”は続き、再び左サイドで巧みな足技で相手の股の間を通してFW興梠慎三にパスを送る。そして興梠がキープした後にリターンパスを受けると、コーナーフラッグ付近で相手複数人が必死になってボールを奪いに来る中で、上手く体を使いながら足裏タッチを駆使してボールを保持。名古屋の反撃ムードを萎ませ、2-1の逃げ切り勝ちに繋げた。

■「ここマジで上手すぎて笑った」

　この中島が披露した“鬼テク”キープはSNS上ですぐに話題となり、次のようなコメントが寄せられた。 「何だこの天才は」 「これは惚れる」 「ここマジで上手すぎて笑った　90分走り回った後でってのが更に凄い」 「今日はコレを間近で見られてゾクゾクしました」 「足裏のテクニックを存分に見せる中島と、本家仕込みの慎三のライン際の粘り。お金取れるレベルのキープでした」 　昨夏に浦和に加入した中島は、この日が移籍後初のスタメンフル出場となった。コンディションは間違いなく向上しており、プレー中の笑顔は調子の良さの表れ。森保ジャパンで一時期エースとして10番を背負っていた男が、いよいよ完全復活と言える時を迎えそうだ。