横浜DeNAベイスターズ、日本一による経済効果は124億6100万円 帝国データバンク試算
特別調査:「横浜DeNAベイスターズ」日本一による経済効果
今年のプロ野球日本シリーズは、「横浜DeNAベイスターズ」が1998年以来、26年ぶりに3度目となる日本一に輝いた。セ・リーグ3位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がり、日本シリーズでは「福岡ソフトバンクホークス」に2連敗してからの4連勝、「下剋上」を成し遂げた横浜の夜は歓喜に包まれた。歓迎ムードに包まれた横浜市内では百貨店や商業施設、店舗、飲食店などで盛大な祝賀セールを実施、11月30日には横浜市中区で優勝パレードが開催される。こうした各種イベントに伴う消費活性、経済効果は大きい。 帝国データバンク横浜支店は、「横浜DeNAベイスターズ」日本一による直接的な消費支出額(横浜市内における経済効果)を試算した。
<直接的な消費支出試算にあたっての前提条件は以下の通り> 横浜スタジアム来場者の支出額(チケット代、飲食費、物販、交通費、宿泊費等) 日本一記念セールによる支出額(百貨店、スーパー、専門店、量販店等) 祝賀イベント等(記念品の物販等) 優勝パレード(来場者を30万人と想定)
試算結果によると、「横浜DeNAベイスターズ」が日本一になったことによる横浜市内における経済効果(試算)は124億6100万円となった。2024年シーズン主催試合の観客動員数は過去最多を更新するなど、地元を中心にファン拡大に努めてきた同球団。2017年の日本シリーズ進出時にはなかったウイング席が増設されたことや、宿泊費を含み物価が上昇していること、商業店舗での大規模なセールなども後押しし、横浜市の経済に大きなプラス効果をもたらしていると言えるだろう。