なぜ? 交流戦優勝球団の楽天から表彰選手ゼロの〝怪〟
2024年「日本生命セ・パ交流戦」の表彰選手が19日に発表されたが、球団創設20年目で初優勝を飾った楽天からは12球団で最も活躍した選手が選ばれる最優秀選手(MVP)、両リーグから1人ずつ選ばれる優秀選手ともに選出なし。2005年から始まった交流戦史上初の珍事となった。 【写真】交流戦の優勝トロフィー。後日、展示されることも決まった 楽天からは阪神・才木と並ぶ最多3勝を挙げた藤井聖投手(27)、5日の阪神戦(甲子園)の九回に逆転2ラン、11日の巨人戦(楽天モバイル)のサヨナラ二塁打などを放つなど2本塁打13打点をマークした小郷裕哉外野手(27)が候補に挙がった。 ただ、選考に関わった日本野球機構(NPB)関係者は「藤井投手は5回降板が2試合あり、規定投球回(18回)に達していない。小郷選手もトータルの数字(73打数18安打、打率・247)を見ると、選出に至るほどの成績を残していない」と説明した。