地震で本堂が倒壊した寺で「彼岸会」 石川・輪島市
日テレNEWS NNN
能登半島地震で本堂が倒壊した石川県輪島市の寺で20日、地元住民の後押しを受けて、先祖を供養する彼岸会が行われました。 ブルーシートの上であげられるお焼香。春分の日の20日、輪島市の専徳寺で彼岸のお参りである「彼岸会」が行われました。 専徳寺・吉岡聡住職 「まさかブルーシートの上でお勤めするとは夢にも思わなかった」 元日の地震によりおよそ16メートルある本堂が倒壊。 当初、吉岡住職は法要はできる状況ではないと判断していましたが、地元住民の後押しを受けて集会などで使われていた「広間」にブルーシートをはり、「彼岸会」を行うことにしたのです。 門徒の女性(90代) 「涙でいっぱい、何も言えません。ありがとうと思うだけ」 門徒の男性(60代) 「これからみんな一緒に頑張っていかないと、みんな被災しているので」 専徳寺・吉岡聡住職 「必ず皆さんと一緒に畳の上でお勤めできるように頑張って参ります」 専徳寺では、倒壊した本堂の復旧に向けて先月からクラウドファンディングを行っているということです。