＜マーリンズ・ドジャース＞2回、大谷は適時打を放つ（撮影・沢田　明徳）

　◇ナ・リーグ　ドジャース－マーリンズ（2024年9月19日　マイアミ） 　ドジャースの大谷翔平投手（30）が19日（日本時間20日）、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席も右前に適時打を放ち、4試合ぶりマルチ安打をマークした。 　2回2死一、二塁で迎えた第2打席は相手先発・カブレラのチェンジアップを右前に運び、二塁走者を生還させた。 　これで一、三塁にすると、次打者・ベッツの打席で二盗に成功。初回に続く盗塁で今季51盗塁とした。イチローがマリナーズ時代の2001年に記録した日本選手最多56盗塁も視野に入った。 　また、打点は今季111打点で松井秀喜がヤンキース時代の2005年に記録した日本選手最多116打点超えも射程圏内に捉えた。 　初回の第1打席は右翼フェンス直撃二塁打を放って出塁すると、1死一、二塁から4番・スミスへの初球でスタートを切り、三盗に成功。間一髪で捕手の送球より先に足がベースに到達し、セーフをもぎ取ると、自ら大台到達を拍手。観客もスタンディングオベーションで50盗塁を称えた。 　また、記念の三塁ベースは球場スタッフによって取り外され、ドジャースベンチ裏へ運ばれた。 　大谷はその後、スミスの右犠飛で先制ホームを踏んだ。 　2試合ぶりの49号本塁打が出れば、「49－50」となり、いよいよ前人未踏「50－50」を達成する。