イラン大統領選、改革派のペゼシュキアン元保健相が当選
イランの大統領選挙の決選投票でイラン内務省は改革派のペゼシュキアン元保健相が当選したと発表しました。 ライシ氏がヘリコプター事故で死亡したことを受けて行われたイランの大統領選は、先月28日の投票で過半数を得た候補がいなかったため、決選投票が行われました。 決選投票に進んだのは、保守強硬派のジャリリ元最高安全保障委員会事務局長と改革派のペゼシュキアン元保健相の2人で、イラン内務省はペゼシュキアン氏が当選したと発表しました。 ペゼシュキアン氏は、欧米に融和的な改革派として唯一、立候補が認められていて、欧米からの制裁をめぐって、解除を実現するために対話を重視すると表明していました。 実質的な権限は最高指導者のハメネイ師が掌握している一方で、今後、ペゼシュキアン氏が外交面などで融和的な対応を打ち出せるのかが焦点となりそうです。