初陣でユヴェントス撃破のミラン新監督コンセイソン「友だちになるためでなく、勝つためにやって来た。チームはあまり笑わない監督を受け入れた」 | スーペルコッパ
【欧州・海外サッカー ニュース】ミランのセルジオ・コンセイソン新監督が、日本時間4日のスーペルコッパ準決勝ユヴェントス対ミラン戦(1-2)を終えて初陣を振り返った。 【動画】ユヴェントス×ミラン 20歳ムバングラと19歳ユルディズのホットライン スーペルコッパ・イタリア準決勝
ミランは、2024年最終戦となったセリエA第18節のミラン対ローマ戦(1-1)終了後、今シーズンからチームを率いていたパウロ・フォンセカを解任。現役時代にセリエAでプレー経験のあるセルジオ・コンセイソンを後任として招聘し、日本時間4日のスーペルコッパ・イタリアーナ準決勝に臨んだが、クリスティアン・プリシッチのPKなどで2-1と逆転勝利を収めて決勝進出を決めた。 イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』の報道によれば、ミラン新監督は、39度ほどの発熱があり、解熱剤を服用してチームの指揮を執ったとみられるが、ポルトガル人指揮官が試合終了後、『Mediaset』のインタビューで初陣での勝利を振り返った。 「前半のミランは、数週間前と同じように、選手たちはかなり迷っているようで、パス回しが遅かった。だが後半の選手たちのパフォーマンスはふさわしいものだったと言える。フォンセカの仕事についてコメントするつもりはないが、前半のチームは迷っているようだった。カルチョや人生においては、勇気が求められるものだ」 「ハーフタイムでは、お互いに目を合わせた。チームは準備してきたことを実行せず、私はロッカールーム内で非常に腹が立っていた。選手たちは、勝つために何をするべきかを理解しなければならなかった。すなわち準備してきたことをするべきだということをね」 「後半はかなり変わり、選手たちは本当に勇敢だった。このチームは謙虚でクオリティがあり、団結している。そして、いまを変えようという意欲を持っている。私はその手助けをするためにここにいるんだ」 「プラスアルファの何かをするために、闘志が足りないことが時々ある。私はあまり愛想の良いタイプではない。ハグをするようなタイプでもない。怒っている時の方が多いだろう。しかしチームは、これを必要としているはずだ。チームが、このメッセージとあまり笑わない監督を受け入れてくれたので、非常に満足している。私は勝つためにここへやって来たのであり、友だちになるためではない」 なお、この試合では、ミラン新指揮官とユヴェントスに所属する息子のフランシスコ・コンセイソンとの親子対決が実現。フランシスコはウォーミングアップ中のフィジカルトラブルによりピッチに立つことはなかったが、試合終了後、親子はピッチでハグをかわした。 試合情報 ミラン vs カリアリ セリエA第20節 試合時間:2025年1月12日(日)日本時間4:45 会場:サンシーロ
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