『御曹司に恋はムズすぎる』で初共演 永瀬廉×山下美月にとっての“運命的な出会い”とは?
永瀬廉と山下美月が実生活で感じる“庶民的な幸せ”とは?
――そんなお二人が今回の撮影で楽しみにしていることは何ですか? 永瀬:やっぱり「今日も俺は美しい!」的なセリフは楽しみですね。キザなセリフをどう言おうかなという難しさもありますが、視聴者の方も自分自身も楽しめるポイントにしていきたいなと思っています。 山下:昴とまどかは極端に正反対なキャラクターなので、そのチグハグから生まれるスピード感のある掛け合いをどう表現しようか、というのは考えていました。2人が話を重ねるごとにちゃんと成長していくので、2人の関係性と人間性の変化を見届けてほしいです。 ――自分と価値観が正反対の人とうまく付き合うコツは何だと思いますか? 永瀬:僕はそこが面白いなと思えちゃうタイプなんですよね。 山下:私も同じタイプかもしれないです。 永瀬:相手の価値観を変えるのって難しいし、変える必要もないと思っています。だから、自分はどうやったらこの人と楽しく入れるかな、というのを一番に考えたらいいんじゃないかな。 山下:「そういう視点もあるのか」と思いながら一緒に居られるタイプなので、割と正反対の方のほうが、 自分に持ってないものを見つけることができたり、尊敬できるなと思えたり、いい部分を見つけやすい気がします。 ――これまでの人生の中で、運命的な出会いはありましたか? 永瀬:僕は大学の親友ですね。入学当初、学籍番号の隣の人とずっと話していて、ご飯に行こうと食堂に向かっていたら、「食堂ってどこにあるか知ってる?」って話しかけてきた人がいて。そこで、じゃあ3人で行こうよってなったんですけど、「食堂目の前にあるやん!」みたいな。もう今考えたらただのナンパですが、結局ナンパしてきた人が一番の親友になって(笑)。もう8年ぐらいの仲ですかね。今でも会うし、それは自分にとってやっぱ助けにもなりますし、そこは運命だったなって思いました。 山下:私は中学時代からの友達です。出会ったのがお仕事の現場だったのですが、その子も芸能のお仕事をしていて、たまたま知り合って仲良くなったんです。一緒に帰りの電車に乗ろうとしていたら、「実は同じ中学校なんです」って言われて、「え!?」っとなって。なんと同じ中学校の1個上の先輩だったんです。その後、またお仕事で一緒になる機会もあって。今でもプライベートで、一緒に海外旅行へ行ったり、ほんと月に何回か会うぐらいの友達になっているので、運命だなと思いました。すごくビックリしましたね。 ――本作の世界観にちなんで、2人が実生活で感じる“庶民的な幸せ”を教えてください。 永瀬:僕は友達と沖縄料理屋に行ってご飯を食べているときです。そのお店は、お金を払うとギターを持ったおっちゃんが歌ってくれるところで、お店のみんなで「島人ぬ宝」を歌ったりするんです。大好きな人たちと、その場のみんなと、ご飯を食べて、歌を歌って……みたいな。人と人のつながりを感じるこの空間の居心地が良いんですよね。 山下:楽しそう! 私はよく行くスーパーがあるんですけど、タイムセールが始まった時間と同時にお店に入ると、タイムセールの音楽みたいなのがかかっているんです。それがラッキーだと思う瞬間ですね(笑)。
佐藤アーシャマリア