【資料】ハローワーク

群馬県内の８月の有効求人倍率は、１．３２倍で２カ月ぶりに増加へ転じましたが、最低賃金の改定を前に慎重な動きもみられました。 群馬労働局によりますと、求職者１人に対して何人の求人があるかを示す８月の有効求人倍率は、１．３２倍で前の月を０．０１ポイント上回り２カ月ぶりに増加しました。 新規求人数は、前の年の同じ月と比べて１２．８％減の１万１２４６人で１５カ月連続の減少です。一方、新規求職者数も７．７％減の４９８２人で２カ月ぶりの減少です。 新規求人数を８つの産業別にみると製造業と情報通信業で前の月より増加しました。 このうち製造業は、大手自動車メーカーで契約社員の更新があったことから前年比で６．６％増と１７カ月ぶりの増加に転じました。一方、医療・福祉は、小規模な病院や介護施設が閉鎖したこともあり前年比で２６．８％減と２カ月連続で減少しました。 また、１０月からの最低賃金の改定を前に慎重な動きを見せる企業もあったということです。 群馬労働局は「持ち直しの動きに足踏みが見られる。物価上昇が雇用に与える影響に十分注意していく必要がある」としています。