ラッシュ時の乗り換え混雑解消へ 新水前寺駅前に新バス停設置の社会実験
KKT熊本県民テレビ
熊本県内のJRの駅としては熊本駅に次いで利用者が多い新水前寺駅周辺のラッシュ時の混雑解消のため、熊本市は新しいバス停の設置を前提とした社会実験を11月27日から始めます。
これは、熊本市の公共交通についての会合で報告されました。新しいバス停の設置が検討されているのは、JR新水前寺駅の高架下の県道です。新水前寺駅から市役所方面へは、毎朝、多くの人が市電やバスに乗り換えます。しかし現在のバス停は新水前寺駅から150メートルほど離れていて、混雑が市電に集中しているため、新しいバス停をつくって乗り換えやすくする狙いがあります。
実験ではバス停の設置を想定して一部の側道を通行止めにします。期間は11月27日から12月17日までです。また、19日の会合では、JRと熊本市電、熊本電鉄が乗り入れる上熊本駅の接続を強化するため、熊本市などが立ち上げた協議会の検討状況について来年度に基本構想を策定すると報告されました。
上熊本駅の機能強化を巡っては10年ほど前に計画が頓挫した経緯があり、出席した委員からは「当時なぜ出来なかったのかを明らかにして、今回の事業費の見通しなどを早めに提示してほしい」と注文が出されました。