高浜原発の20年延長を容認 福井県、設備交換も了承
2025年に運転開始から40年となる関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の20年の運転期間延長を巡り、福井県の中村保博副知事は9日、関電の水田仁原子力事業本部長と県庁で面談し、安全対策などの方針を確認したとして「理解を示す」と容認の意向を伝えた。損傷が相次ぐ蒸気発生器の交換も了承した。 水田本部長は「日常的な点検や約1年ごとの検査で安全性を確保している」などと説明。地域振興や県民に理解を得るための活動にも言及した。中村副知事は「それぞれの取り組みを着実に進めてほしい。県も安全への投資など、事業者の対応を監視する」と応じた。