「梅干し」保存場所は常温?冷蔵?…ポイントは“塩分” 勘違いも多いようですが実は
暑いと食べたくなる「梅干し」の保存場所。梅干しは、塩分が多いですが、保存は常温?それとも冷蔵? 【画像】梅干しの種類によって保存場所が違う!?
■勘違いが多い…梅干しはどこに保存?
想像するだけで口の中が酸っぱくなる梅干し。ご飯の上にのせて食べたり、鶏むね肉と和えたり。 そんな梅干しとなる梅の実は、今が収穫最盛期。梅干し作りも盛んに行われていますが、皆さん、梅干しはどこに保存していますか? 街の人(60代) 「冷蔵庫の中に保存容器に入れて保存袋(に入れる)。その方が安心」 街の人(30代) 「冷蔵庫。売り場が冷蔵庫に入っている気がするから」 街の人(70代) 「冷蔵庫に入れています」
■常温?冷蔵? ポイントは“塩分”
梅の名産地、和歌山で明治から続く梅農家で梅干しの研究に情熱を注ぐ、「梅ボーイズ」代表の山本将志郎代表に教えてもらいました。 山本代表 「(梅干しの)塩分濃度で、常温で保存できるものと常温で保存できないものがあります」 梅干しの保存場所は塩分濃度で違う? 山本代表 「塩分濃度が高い方が殺菌効果が高いので常温で保存」 「塩分濃度が低い梅干しに関しては冷蔵保存で」 冷蔵すると梅干しは乾燥しやすいため、塩分濃度が高い梅干しは常温保存がおすすめです。 ただ塩分濃度が低い梅干しは傷みやすいので冷蔵した方がいいそうです。 では、塩分濃度の「高い」「低い」の境目とは? 山本代表 「塩分濃度が15%以上だったら常温で、塩分濃度が15%未満だったら冷蔵庫で保存した方がいい」 塩分濃度が15%以上が常温で15%未満が冷蔵。その見分け方、実は書いてあるそうです。 山本代表 「市販の梅干しに関しては裏面表記にしたがって保存するのがいい」 「塩分濃度が高い(15%以上)ものは常温で保管して下さい」 「塩分濃度が低い(15%未満)梅干しは冷蔵保存と表記されています」 梅干しの保存には、もう一つ注意点があります。塩分濃度の低い梅干しを冷蔵保存する際、冷蔵庫の中は乾燥しやすいため密閉容器に入れることが大切だそうです。
テレビ朝日