佐々木希、座長として意識すること「気持ちよく仕事をしたい」 渋谷凪咲も絶賛「いい意味で緊張感なく」
命がけの復讐ドラマ
俳優の佐々木希がTBSドラマストリーム『地獄の果てまで連れていく』(1月14日午後11時56分※一部地域を除く)で、渋谷凪咲と共演する。放送を前に2人が囲み取材に出席し、互いの印象や本作への見どころを語った。本作は命がけの復讐ドラマとなっており、2人は敵対する役を演じるが、取材会場は終始笑顔の絶えない場となっていた。 【写真】ドラマ『地獄の果てまで連れていく』では見せない表情も!? インタビューのアザーカット 本作は、主人公の橘紗智子(たちばな・さちこ=佐々木)が、悪魔のように非情なモンスター・花井麗奈(はない・れな=渋谷)に復讐を誓う、命がけの復讐ドラマ。高校時代、「人殺しの娘」と揶揄(やゆ)されていた紗智子の唯一の味方となってくれた麗奈。だが、麗奈の天使のような優しい笑顔の裏には、人を簡単に殺(あや)めてしまう殺人鬼の顔が潜んでいた。紗智子とその父に殺人の罪を着せ、紗智子の父の命をも奪った麗奈。それから14年、顔も過去も全てを変えた紗智子は、新米母となった麗奈と再び対峙する。 ――本作への出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。 佐々木「30代でこれまでやったことのないような役柄を演じられることは大きな挑戦になるなと思いました。台本を読んでいて止まらなくなりましたし、オファーをいただけてうれしかったです」 渋谷「佐々木さんのお相手になれるなんて、想像していませんでした。これまでも復讐ドラマは見たことありましたが、他にはない強さと面白さが詰まっている作品で、自分にとって大事な経験になると思いました」 ――お二人は過去にバラエティ番組で共演したことがあるとのことですが、今回改めて共演してみていかがですか。 渋谷「学生時代に『生まれ変わったら佐々木希さんになりたい』と話していましたし、その時は緊張もしていて、ごあいさつしかできませんでした。でも、今回お会いしてみたら気さくで飾らない方で、緊張感なくやらせていただいています。自然体でいられるのがベストですし、自然体でいられるのは佐々木さんのおかげだと思っています」 佐々木「面白い方だと周囲の人から聞いていて『私はバラエティー的なノリができないから笑いに厳しい人なんじゃないかな』と思っていたのですが、そんなことはなかったです。たくさん会話もしてくれて、現場ではスタッフさんともコミュニケーションをとっていて『すてきでいい方だな』と思いました」 ――ご自身が演じられる役の印象はいかがですか。 佐々木「紗智子は麗奈に復讐をしないといけないのに、いざ目の前に麗奈がいると怖くなってしまうような人です。復讐する側が相手に振り回されているという、新しい復讐劇だなと思います。どう演じるかは事前にリハーサルをして、現場でも監督と調整しながら進めています」 渋谷「オファーをいただいた時に『話すトーンや雰囲気は変えずに、今の渋谷さんで演じてほしい』と言っていただきました。インパクトのある役なので気合いを入れないといけないと思っていたのですが、絶対に経験できないことが起きるドラマという点で楽しんで演じられています。 ――撮影は「監督と調整しながら」とのことですが、お二人で演技プランを相談することはあるのでしょうか。 渋谷「あまりないですね。この作品においては、言わないほうが驚きがあるんですよね」 佐々木「そうだね、演技プランは言わない方がいい作品だよね。その場で感じる『そうくるのか』というゾクゾクをそのまま出すようにしています」 ――その中でも、共演するシーンで印象的なことはありましたか。 渋谷「監督が“間”を大事にしていて、麗奈が紗智子の前で作り出す“気持ち悪い間”があるんですけど、その時に佐々木さんの顔が恐怖で震えていてすごいなと思いました」 佐々木「復讐をしかけているのにその“間”で不安になって、大丈夫かなとドキドキしてしまうんです。その震えも凪咲ちゃんに引き出してもらったものです。現場では復讐を誓う紗智子の正体が麗奈にバレないことを常に意識して演じているので、ずっと張り詰めています」 渋谷「怯えている表情がすばらしくて、画面で見たときに『ドラマとして面白くなるだろうな』と思いました」