【NHK受信料】22歳から60歳まで払い続けたらいくらになる?
自宅にテレビを設置すると、NHK放送の受信契約を結ぶ必要があります。一度契約すると長期で支払うことになるため、NHKの受信料を総額でいくら支払っているのか気になる方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、NHK受信料を22歳~60歳までの38年間支払い続けた場合の費用と、受信料の割引制度についても解説します。
NHKの受信料を22歳~60歳まで払い続けると総額いくら?
NHKの受信料は2ヶ月払が基本ですが、6ヶ月前払いと12ヶ月前払いでも支払い可能のようです。日本放送協会(NHK)「放送受信料のご案内」を基に、地上契約の場合の料金をご紹介します。 表1
※日本放送協会「放送受信料のご案内」を基に筆者作成 38年間の支払総額は、2ヶ月払よりも12ヶ月前払の方が3万5112円安くなります。
衛星放送を受信する場合の支払額は?
衛星放送をみるためには、BSアンテナやBSデジタル対応テレビ・BSデジタルチューナー(BSデジタルチューナーが内蔵された録画機も可)などが必要となり、衛星放送を受信できる場合は衛星契約の手続きが必要となります。 衛星放送を受信する場合の2ヶ月払、6ヶ月前払額、12ヶ月前払額の金額と、38年間支払った場合の総額は表2の通りです。 表2
※日本放送協会「放送受信料のご案内」を基に筆者作成 2ヶ月払と12ヶ月前払では、38年間で6万2130円の差があることが分かりました。
NHKの受信料にも家族割がある?
NHKの受信料には家族割や学生を対象とした免除制度があります。条件は以下の通りです。 【家族割引】半額免除 ●同一生計で離れて暮らす単身赴任や学生などの方 ●別荘・別宅などで自宅と別に受信契約を締結している方 【学生を対象とした免除制度】全額免除 ●奨学金受給や授業料免除を受けている学生 ●親元などが市町村民税非課税 または公的扶助受給世帯の学生 ●国民健康保険の就学特例対象の方(保険証に「学」の記載がある方など) ●20歳以上で国民年金保険料の学生納付特例対象の方 ●前年の年間収入が130万円以下の方 ●保険証に「家族(被扶養者)」の記載がある方 など そのほかにも「日本放送協会放送受信料免除基準」に該当される方は、受信料の全額免除や半額免除となる可能性があります。
NHKの受信料を38年払い続けると総額約50万円!
NHKを受信できるテレビやパソコンなどの機器を持っていると、受信料の支払い義務が発生し、受信料を38年間払い続けた場合の総額はおよそ50万円です。 さまざまな制度や免除の条件に当てはまる方は、受信料の負担を軽減できるかもしれません。今一度、ご自身の契約内容や免除の条件を確認しておきましょう。 出典 日本放送協会 放送受信料のご案内 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部