バレーボール女子代表がパリ五輪切符獲得ラストチャンスへ決意 3季ぶり代表復帰の黒後愛「精いっぱい頑張る」
バレーボール女子日本代表が5日、都内で新シーズンに向けた会見を開き、真鍋政義監督が出席し、今夏のパリ五輪の出場権獲得を目指す今季のチームスローガンを発表。「ONE TEAM ONE DREAM 一つの心でひとつの夢を掴(つか)む」とし、「パリ五輪の出場権を獲得する、それに全集中を注ぎたい。まずはネーションズリーグで出場権を取りたい」と決意を語った。 昨秋のパリ五輪予選では5勝2敗で出場権を取れずに終戦。5月14日開幕のネーションズリーグの1次リーグ終了時(6月17日時点)の世界ランクで決まる五輪切符へ、ラストチャンスに懸ける。会見に登壇した古賀紗理那主将は「まずはパリ五輪の切符をつかむために、個々の力を結集させて、チームとして(切符を)取りに行きたい」と決意。3季ぶりに代表復帰した黒後愛は「この場所に呼んで頂けたことに日々感謝して過ごしている。自分の持ち味は力強いアタックと経験だと思うので、五輪の切符を獲得できるように精いっぱい頑張っていきたい」と思いを込めた。 ◇バレーボール女子のパリ五輪への道 出場枠は12。内訳は〈1〉開催国枠のフランス〈2〉五輪予選でトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国が決定〈3〉5~6月のNL1次L終了時の世界ランク(6月17日付)で〈1〉と〈2〉の7か国を除いた上位5チーム。ただし〈1〉と〈2〉で出場権を獲得したチームがない大陸の最上位が優先され、残りは上位チームが得る。ランク9位の日本は16年リオ五輪金メダルの中国などと残る枠を争う。
報知新聞社