10代の少女たちが「愛」を描く、少女歌劇団の公演が大阪で「愛を再確認するきっかけに」
「吉本興行」とクリエイター・広井王子が手がける、メンバーが全員20歳以下という「少女歌劇団ミモザーヌ」。12月7日には、彼女たちが出演する冬公演『Love Letter~いまもりまなか卒団公演~』に向けての取材会が開かれ、4人のメンバーが登壇。そのなかで、純真無垢な少女たちが「愛ってなんだろう?」と語るシーンがあった。 ■ 今回の公演は団長との「最後の舞台」に この日登場したのは、いまもりまなか(団長)、いわむらゆきね(副団長)、すずきみあいムェンドワ、ちばひなの。同公演をもって卒団となるいまもりは「寂しさもあるけど、楽しみが大きい。5年間の集大成、愛を込めてパフォーマンスをお見せできれば」と強く意気込む。 グループや歌劇団のなかでも珍しい「期限付き」である「少女歌劇団ミモザーヌ」は、20歳をきっかけにメンバーは卒団し、パフォーマーやアーティストとして世に羽ばたいてゆく。今回卒団を迎えるいまもりに対し、いわむらは「副団長として一番近くでサポートしてきた存在だったので、今回の公演を通して(いまもりに)ミモザーヌはこれからも大丈夫やな!と思ってもらえるような公演にしたいし、これまでの感謝も表現にできたら」と期待を寄せる。 ■ 10代が考える「愛」とは? 「少女歌劇団ミモザーヌ」の公演には毎度ストーリー性があり、ひとつの物語を芝居・歌・ダンスを交えながら見せてゆく。今回の公演では夏公演と同じ「少女」を主人公に、愛を通して成長してゆく姿が描かれてゆくという。 「みんなが考える愛ってなんですか?」という記者からの質問に、「愛=成長なのかな、と私は考えていて。愛されて、また人を愛すから成長すると思うんです。公演を通して、普段どういうモノに愛を持って接しているのか? を考えてもらえたらいいな」とコメントするのは、一期生のすずき。 続いてちばは、「愛って言葉のなかにはいろんな意味があって、人それぞれ違う。いろんな愛があるからこそ人と関わり合えるのではないかな」と達観したコメントを残し、副団長・いわむらは「生きていると案外愛には気付けない。今回の公演が愛を再確認するきっかけになれば」と、普遍的な「愛」をテーマにした同公演に思いを込める。 『少女歌劇団ミモザーヌ冬公演「Love Letter~いまもりまなか卒団公演~」』は、東京公演を経て2024年1月6日・7日に「YES THEATER」(大阪市中央区)にて上演。チケットは前売り4000円、当日4500円。