名古屋市長選挙、広沢一郎氏と大塚耕平氏が横一線…読売情勢分析
読売新聞社は24日投開票の名古屋市長選で、世論調査と取材を基に情勢を分析した。日本保守党が推薦する前副市長の広沢一郎氏(60)と、自民、立憲民主、国民民主、公明各党が推薦する前参院議員の大塚耕平氏(65)が横一線の戦いを繰り広げている。有権者の約2割は態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。
広沢氏は前市長の河村たかし衆院議員(76)から後継指名された。自民支持層の3割強、立憲民主、国民民主支持層のそれぞれ3割弱を取り込み、無党派層も3割を固めた。大塚氏は自民支持層の5割弱、立憲民主、国民民主支持層のそれぞれ5割を固め、無党派層から3割弱の支持を得た。
調査は15~17日、名古屋市を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1265世帯の中から665人の回答を得た。回答率53%。