天皇皇后両陛下“思い出の地”イギリスを訪問 ご学友が明かす留学中のエピソードは?
■“思い出の味”も…
一方、留学中の皇后・雅子さまの様子は…。当時を知る女性が取材に応えてくれました。 雅子さまのご学友 土地陽子さん 「お会いした雅子さまは、とてもよく日に焼けていらっしゃって。お元気そうで、とても楽しそうだったんです」 ご学友の土地さんは、自身がオックスフォード留学を考えていた時、先に留学していた雅子さまに現地を案内してもらったといいます。しかし、実は雅子さまは試験を控えた大事な時期。 土地さん 「『中華料理はどう』ということになって、楽しく一緒に食事をした後、二次会に行きましょうかという感じではあったんですけれども、雅子さまは『私は勉強があるのでごめんなさいね』と言って一足先に寮に引きあげられた。本当に試験勉強の真っ最中でもあったので、わざわざ出てきてくださって、色々と案内してくださって、本当にありがたかったと思います」 雅子さまが連れて行ってくれたという中華料理店の店主はこのように話します。 中華料理店 店主 シェーマン・チェさん 「雅子さまには何度かお目にかかりました。友達と北京ダックなどを食べられていました」 実は、この店主の店に通われたのは雅子さまだけではありません。 チェさん 「ああ、天皇陛下だよ。麻婆豆腐とライスがお好みでした」 両陛下ともに通われた“思い出の味”。 土地さん 「日本のいろいろな制約から離れて、自分自身のアイデンティティにつながるような原体験を持たれたのではないか」
■「人生の糧」
天皇陛下は「食事の場は貴重な交流の機会だった」と会見でも触れられています。 天皇陛下 「当時、私が弦楽四重奏のグループを作ることができたのも、朝の食堂での一学生との出会いがきっかけでした」 ご学友のフィリップ・ウィットモアさん。陛下の留学が終わった後も、手紙をやりとりする仲です。 ウィットモアさん 「彼が室内楽を演奏したいと熱望し、すぐにそれが実現したのです」 天皇陛下 「イギリスとヨーロッパでの経験は、私にとって人生の糧になると確信しています。特に滞在中にできた多くの友人たちに感謝します」 両陛下のイギリス訪問。公式訪問は8日間の日程で、歓迎式典やバッキンガム宮殿での晩餐会のほか、オックスフォードも訪れる予定です。 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年6月24日放送分より)
テレビ朝日