節分の日の人気者「恵方巻き」と併せて食べたい「福豆」「鰯料理」「節分そば」。では、立春の日に食べると運がよくなる「白いもの」とは【2月3日~2月4日にすべきこと】
しあわせごはん暦#6
神道文化賞を受賞した絵馬師の永崎ひまる氏。近著『絵馬で開運!しあわせごはん暦』では、開運の力が詰まった《食と暦と日本の季節》を感じて暮らすコツを指南している。お正月とはまた異なる、新しい年の始まり2月3日~4日の過ごし方と開運について、ひまる氏が教える。 【写真】2月4日、立春の日に食べたい食材
節分と立春は美味しい運と食祭り
甲辰の節分が2月3日、立春が2月4日です。 この日は、お正月とはまた違った、新しい年の始まりとなります。節目、すなわち暦の上での一年の始まりです。 暦は、いろんな面での新しい区切りとなるので、お正月より重視している方もいらっしゃるほどです。二十四節気などもここからが始まり。 さて、節分の食というと最近では「恵方巻き」などが主人公格に躍り出ておりますが、もともとここまでメジャーではありませんでした。恵方巻きは家族で美味しく楽しめるので、いろんな具材を入れて新しい食べ方を楽しんでいただきたいと思います。「福豆」をいただくことはもともとのメジャー級。それに付け加えて、節分といえば「鰯料理」も忘れてはいけません。 鰯料理はどうしても匂いなどが気になり、作るのも食べるのも躊躇してしまう方がいらっしゃるかと思いますが、圧力鍋などがあれば、簡単に美味しく料理できます。オススメは、圧力鍋を使った「鰯の梅干煮」。または、「鰯の甘酢生姜煮」。お酢や梅干しを入れることで、骨まで柔らかく美味しくいただけます。圧力鍋でなくても普通のお鍋でしっかりとお酢で煮込んだら、骨まで柔らかくなって、ご飯がパクパクいけちゃうこと請け合いです。頭からガブリいきたいところですが、頭や内臓などは苦いので、頭はどうぞ、柊の枝に焼いて刺して、玄関に飾って、悪い鬼を追い払いましょう。 福豆も、そのままいただくと、飽きがきたりしますよね。そういった場合には、炒り豆だからこその味わいを楽しんでみましょう。先ほどお伝えした、鰯の煮物に入れて一緒に煮てもいいと思います。それから、切り干し大根の煮物に入れても美味しいですよ。