事件で盗まれたものと同型の腕時計（提供：大阪府警）

　ロレックスの高級腕時計172本などが配送車ごと盗まれ、実行役や指示役とみられる男5人が逮捕された事件で、新たに腕時計を売却していたとみられる男と実行役とみられる男の計2人が逮捕されました。事件をめぐる逮捕者はこれで7人になりました。 　窃盗の疑いで24日に逮捕されたのは、住所・職業不詳の黄裕司容疑者（40）と、 兵庫県宝塚市の職業不詳・尾崎拓真容疑者（33）です。 　この事件は、今年5月、大阪市中央区の路上でロレックスの高級腕時計172本など、約2億8000万円相当が配送車ごと盗まれたものです。 　警察は15日、六代目山口組系組員の大西真也容疑者（52）ら2人を、16日には公開手配していた実行犯のリーダー格である村田徹容疑者（52）を新潟県内で逮捕しています。さらに21日には、この3人に犯行の指示をしていたとして、森北健二容疑者（55）ら2人が逮捕されています。 　盗まれた腕時計のごく一部だけが店で売却されていましたが、大半はいまだに見つかっていないことから、警察は他にも共犯者がいるとみて捜査していました。 　警察によりますと、尾崎容疑者はことし6月、兵庫県内の貴金属買取店にロレックスの時計を持ち込み、177万円で売却していたということです。一方、黄容疑者は防犯カメラの映像などから、村田容疑者ら実行役のうちの1人とみられるということです。 　大阪府警は黄容疑者らの認否を明らかにしていません。