仙台赤十字病院と宮城県立がんセンター統合の新病院 開院が2年遅れる見通し 宮城県の病院再編構想
khb東日本放送
宮城県が進める仙台医療圏4病院の再編構想について、仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合してできる新病院の開院時期が2年ほど遅れる見通しになりました。
4病院再編構想では、仙台市太白区の仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合して名取市に置く計画で、2028年度中の開院を目指していました。 宮城県議会で今後のスケジュールについて問われた村井知事は、次のように述べました。 村井知事「設計や工事等の工程を踏まえますと、現時点では開院までに当初の想定よりも2年程度、時間を要する」 一方、名取市の県立精神医療センターと仙台市青葉区の東北労災病院については、合築して富谷市に移し名取市に精神医療センターの分院を置く計画です。 計画への反発を受け、村井知事はこれまで名取市への分院設置に限定せず柔軟かつ多角的な検討を進めるとしていましたが、より具体的な検討案にも言及しました。 村井知事「富谷市に段階的に本院機能を移行する案や、本院の機能を名取市に設置した上で宮城県北部の患者の精神科医療にも対応する形など、様々な対応案を検討しております」
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