SNS総フォロワー数800万人超…“ギャップ”で客を魅了する令和の寿司職人シェフヒロさん 客は世界中から
■TikTokのフォロワー数が1年で100万人に…店にも続々とお客さんが
寿司職人一筋だった竹岡さんが、 時代をキャッチするSNSと出会ったのは、2019年のことでした。最初はYouTubeで「おいしそうな映像」を配信していましたが、 あまりウケなかったといいます。
竹岡さん: 「とりあえずいろいろ勉強しようって勉強して、何ができるかなっていったらTikTok。 拡散力がまだ日本にきたばかりだから速いというので、とりあえずYouTubeをやめてTikTokをやろうと」 TikTokを使って、エンタメを前面に押し出した動画にしました。自ら出演し、握った寿司を食べたりダンスをしたりと、従来の寿司職人のイメージからは想像できない内容に。
3000万回以上再生された動画は、コミカルな動きと美味しそうなお寿司のギャップが面白いと大ヒットしました。
竹岡さん: 「(TikTokのフォロワー数が)1年で100万人いって。100万人いったらYouTubeを始めよう思っていて、YouTubeに戻っても1カ月、2カ月で10万人。そこから7カ月ぐらいで100万人。 すっかり有名人となった竹岡さんの店には、開店と同時に、お客さんが押し寄せます。
女性客: 「友達がインスタに載せていて」 別の女性客 「SNS拝見しています。沖縄から(来ました)。1年ぐらいずっと(行きたいと)言っていて。言葉がなくても伝わるというか。それこそ誰が見てもおいしそう、行ってみたいって」 一緒に来た女性客: 「面白いです」 男性客: 「YouTubeで毎日のように見ていて、いつか来たいと思っていました」 食事を終えるとお客さんは、決まって記念撮影します。さらにこの日は、カナダからやってきたという観光客もいました。
竹岡さん:(英語で) 「きょうは名古屋に?」 カナダからの観光客:(英語で) 「はい、きょうだけです。あなたに会うためだけに」 竹岡さん:(英語で) 「あなたも同じ?」 一緒に来た観光客:(英語で) 「はい」 竹岡さん:(英語で) 「ありがとう」 カナダからの観光客:(英語で) 「あなたは最高です」 想定外の反響に驚きつつも、 竹岡さんは今、海外のお客さんとも意思疎通できるよう、 毎日必ず30分、英語を勉強しています。