立ち飲みからキャバクラまで多業種集結 大人のテーマパークめざす老舗風俗ビルの変身
広告代理店での勤務経験がある太志さんは「東の玄関口と呼ばれるだけあって、京橋は高いポテンシャルを持っている。ビル周辺での客引き行為は全面禁止になり、治安も良くなっている」と自信を見せる。
京橋グランシャトービルも平成27年にキャバレーが閉店後はパチンコ店やゲームセンター、サウナ、カラオケ店が入居し、大人の社交場と呼ばれた雰囲気は一変した。
だが、サンピアザビルはキャバクラやスナックなどは現在も入居中で、「風俗店と共存した総合レジャービルは、もう『味園ビル(大阪市中央区)』ぐらいしか残っていないのではないか」と洸一さんは指摘する。
ただ、味園ビルは令和6年末に閉鎖が決まっており、サンピアザビルは大阪市内の歓楽街の中で貴重な存在となりそうだ。(格清政典)