アトレティコ・マドリー(C)Getty Images

2023-24シーズンのラ・リーガ第31節が日本時間13日から16日にかけて開催される。 ■アトレティコ・マドリード vs ジローナ ラ・リーガ直近7試合で3敗（3勝1分け）とやや調子を落とし、5位アトレティック・クルブとの差は「2」となっているアトレティコ。優勝は現実的でないため、残り8試合での目標は4位以内の死守になる。そんな中で迎えるのは、ここまで躍進を見せて3位につけるジローナとの大一番だ。敵地での前回対戦は打ち合いの末に3-4で敗れており、目標達成のため大きな試練になるだろう。それでも、昨年末まで20連勝を達成した本拠地ワンダ・メトロポリターノで、何よりも勝ち点3を優先し、結果を掴み取ることはできるだろうか。 ■マジョルカ vs レアル・マドリード ここまで負傷者の続出や過密日程など様々な問題に直面しながらも、最も安定した戦いを見せて首位を快走してきたレアル・マドリード。2位バルセロナに8ポイント差をつけている状況であり、現在最も優勝に近いクラブであることは間違いない。しかし、第32節では今季リーグ戦最後のクラシコを控え、さらにその次はレアル・ソシエダとの対戦に挑むことになる。厳しい相手との連戦前にできるだけアドバンテージを広げておくためにも、このマジョルカ戦は勝利が必須だ。とはいえチャンピオンズリーグの前後とコンディション調整が難しく、さらに今季コパ・デル・レイ決勝まで進んだマジョルカは決して侮れない。難しい試合展開となりそうだ。 ■カディス vs バルセロナ 直近公式戦はチャンピオンズリーグも含めて5連勝と絶好調のバルセロナ。今季での退任を発表したチャビ監督が「最後まで優勝を信じ続ける」と宣言した中、逆転優勝へ向け、第32節でのクラシコ前最後のリーグ戦となる今回のカディス戦は必勝だ。欧州カップ戦の前後とコンディション調整や選手選考は難しいが、願わくばキックオフ直後から全開で早々に勝負を決めたいところだ。とはいえ、余裕を持てる状況ではないのが現実だろう。内容はともかくとして、勝利を最優先に戦いたい。 ■レアル・ソシエダ vs アルメリア 2月中旬から公式戦4連敗と調子を落としたが、直近のリーグ戦は3連勝と持ち直したソシエダ。しかし4位アトレティコとの差は「9」まで広がっている。さらにレアル・マドリード（第33節）、バルセロナ（第35節）、アトレティコ（第38節）とスペイン三強の対戦を残している状況であり、ここからラスト8試合は一試合一試合が決勝戦だ。そんな中、前節に負傷交代した久保建英は、今週最初のトレーニングは欠席したことが報じられるなど、コンディションに不安が広がっている。今季を通じて攻撃を牽引してきた日本代表MFの出場可否は、勝敗を大きく左右することになるかもしれない。

ラ・リーガ第31節　※日本時間

▽4月13日（土） ベティス vs セルタ(4:00) アトレティコ vs ジローナ(21:00) ラージョ vs ヘタフェ(23:15) ▽4月14日（日） マジョルカ vs レアル・マドリード(1:30) カディス vs バルセロナ(4:00) ラス・パルマス vs セビージャ(21:00) グラナダ vs アラベス(23:15) ▽4月15日（月） アトレティック・クルブ vs ビジャレアル(1:30) ソシエダ vs アルメリア(4:00) ▽4月16日（火） オサスナ vs バレンシア(4:00)