ロッテ電撃入団の元阪神・鳥谷敬が会見「シーズンが始まるまでにオファーなければ引退していた。だから恩返しを」
ロッテに電撃入団した元阪神の鳥谷敬(38)が11日、千葉のZOZOマリンを訪れて井口資仁監督、チームメイトに挨拶、大きな拍手で迎えられた。その後、新型コロナウィルスの影響を考えてメディア取材に”囲み会見”で応じた。以下は主な一問一答。2軍スタートとなる鳥谷は、さっそく体を動かすために浦和球場へ移動、元阪神の今岡2軍監督にも挨拶を行った。明日12日から本格始動する。 ――今の心境を? 「また野球ができるということで非常に感謝をしているし楽しみ」 ――井口監督とは、どんな話を? 「“一緒に戦いましょう“ということと、”しっかりと2軍の方で実戦をやっていってくれ”という話。私も“力になれるようにがんばりますのでよろしくお願いします“と」 ――現役時代に自主トレを共にした井口監督への思いは? 「選手のときに一緒にやらせてもらった。同じ内野手として、色々、勉強させてもらった。今回、監督と選手としての立場。監督の力になり、監督を胴上げできれば最高」 ――ロッテの印象は? 「若い選手が多いので勢いがある。その中で自分が違う形で力になれたらと思う」 ――ZOZOマリンについては? 「風が強い。打席の中では風でボールの変化に違いがある。守備はホームが人工芝。プレーというより疲労感だったり、そういうのがどうかを確認しながらやっていく」 ――長い時間、行き先が決まらなかった。 「自分ができることは、決まったときに、しっかりと体が動かせる(ようにしておく)ことなので、それだけを考えて準備をやってきた。野球に関して、打つ、投げるは、やってきた。当然、ピッチャーの球を見たり、打ったりはできない。それ以外のできることをしっかりとやってきた」 ――もしどこもオファーがなければ? 「シーズンが始まるまでにどこもなければ引退」 ――引退を決意したほどの状況での電撃決定。なおさら思いが強いのでは? 「自分一人ではできていない。たくさんの人のおかげでこの瞬間まで待つ選択ができた。たくさんの関係した人々に、このチャンスを生かして恩返しができれば」 ――17年目で迎える新天地に不安は? 「チームが変わる、環境も変わる。そのあたり(影響や不安が)がどうか自分ではわからないが、野球選手としてやれることは決まっている。自分のやれることをやっていきたい」