意外な□珍客□も? 跨り試乗もできる「まるで装甲車」なヤマハ『駆動125』が東京コミコンに出現
フロントマスク、タンク、フェンダーなど、あらゆる部分に□装甲□が取り付けられ、ひと目見ただけではベース車が判別できないほど激変しているが、実は基本構造には手は加えられておらず、後付け装甲でどこまでシルエットと印象を変えられるかを追求したそうだ。そのため、パーツを外せば元のMT-125に戻すことも可能だという。「中央町戦術工芸のデザインは近未来的ですが、どちらかというと洗練されていない方の近未来を志向しています。今回の改造も既存の車体が持つイメージをよりソリッドで荒々しい方向に拡張できたと思います」と同ブランドはその出来栄えをアピールする。
注目のポイントはナンバープレートだ。元の車体に記されていた国土交通省の型式認定番号をグラフィックとしてデザインに落とし込んだ。このナンバープレートは、そのままのデザインでキーホルダーなどのグッズとしても製作され、店舗での先行販売ではとりわけ人気だったという。今回のコミコン会場でも購入できるので要チェックだ。
また、先行販売の際にも「駆動125」は展示されていたが、今回の会場では跨り試乗も可能となっているのがポイントだ。中央町戦術工芸□重装歩兵□(肩書き)のTANさんは「店舗に来ていただいて気になっていた方も、会場で目にとまった方も、どんどん試乗して写真を撮ってほしいですね」と話す。取材時には、コミコンらしく意外な珍客も。映画『スターウォーズ』に登場する兵士「スカウトトルーパー」のコスプレイヤーが跨り試乗する姿も見られた。実際に見て触れて、バイクの新たな可能性や世界観に想いを馳せるのも一興だ。
◆GKダイナミックスも企画に携わっている
ヤマハ、中央町戦術工芸、いわこ脳氏によるコラボで新たな世界観を見せている今回の展示。開催前からSNSなどでは反響があったようで、前出のTANさんは「ヤマハさんのファンの方にも、いわこ脳さんのファンの方にも注目いただいているようです」とコラボの手応えを感じている様子だった。